何の抵抗もなく、CBDオイルについてガンガン調べて、病棟でお話ししてるカンナなんですけど。
メンバーの中には、「大麻でしょう・・・」って引く人がいる。
「違うよ!」って説明するんだけど、怖いから使えないって。
それはなぜなのか?!
カンナの説明が下手なのか???
大麻が違法の日本ならではなのか?
今回の記事を書き進める前に結論から先に言うと
CBD危険ではありません!
なぜなら、
精神異常をきたすTHC成分を含まず、依存性もなし!!
合法な成分だから!です。
今回は、なぜ日本人がCBDを『危険』と感じるのか、この理由を挙げてみます!
CBDオイルとは

CBDオイルとは、大麻草の茎と種から抽出された成分で、精神がハイになるTHCという違法成分を含まない合法の製品です。
ですので、ロフトとかドンキでも買えちゃうし、普通に街でも堂々と売っています。
CBDオイルの期待できる効果としては、精神安定や、睡眠を改善する、リラックスする、抗炎症作用、鎮痛作用、抗痙攣作用もあるのではと研究されています。
そのことからも『にほんてんかん協会』の人が厚生労働省に認可を求めていたりしているんです。
オリンピックでもドーピングにならないし、副作用も眠気とかめまいとかくらいで、大きなものはありません。
それでも危険?!CBDを危険と感じる5つの理由

それでも、やっぱり『危険』と感じる理由を挙げてみましょう。
実際カンナも『危険』と感じても仕方がないなあと思うところもあるのです。
大麻から抽出される

CBDオイルが危険と思われる理由第1位ではないでしょうか。
CBDオイルは大麻(マリファナ)から抽出されます。
ですがCBDという成分は茎と種から抽出し、精神をおかしくするTHCという成分を含まないものを指しますので、CBDを摂取したからと言って精神に異常をきたすわけではないですが、やはり『大麻』と聞くと抵抗ありますよね。
カンナもそうでした。
確かに、粗悪品などもあったりしてTHCを含んでしまっているものも売っているかもしれませんので、購入する際には、安いものはさけ、しっかりTHC含有0%のものを購入するようにしましょう。
安いものは粗悪品の可能性があります。
正規品はそれなりの値段がします。(7000円〜)
またTHCが含まれているから『粗悪品』と定義しきれない部分があって、っというのもCBDの製品は世界的に注目され様々な商品がもうすでに作られています。
商品開発が世界規模なのでTHCを含んでいる商品をあえて発売している国・メーカーもあるのです。
ですが日本の大麻取締法ではTHCが含まれてしまっていると、それはもう違法薬物になりますから、逮捕されます。
知らなかったでは済まされません。
ですので、『危険』と感じても仕方ないのですよね。
副作用が怖い

大麻草から抽出されるということで、イメージ的に『依存性があるのでは?』とか、『大きな副作用があるのでは』と感じる人がいると思います。
しかし、WHO(世界保険機関)が発表した『カンナビジオール(CBD)の事前審査報告書』によると、
乱用傾向の実験モデルで、CBD は、条件づけられた薬物処置区画の嗜好性あるいは脳内自己刺激にほ とんど影響を与えないように思われる。動物用医薬品における CBD 弁別モデルでは、THC 代用となるこ とに失敗した。ヒトにおいて CBD は、乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示さない。
CBD は、現在フェーズIII試験において純 CBD 製品(エピデオレックス)を用いたいくつかの臨床試験 でてんかんの効果的な治療として実証されている。CBD が多くの他の健康状態のために有用な治療であ るかもしれないという初期的なエビデンス(科学的証拠)もある。
引用:カンナビジオール(CBD)の事前審査報告書
CBDは乱用あるいは依存可能性はないと言っていますね。
しかも、CBDが多くの他の健康状態のために有用な治療であるかもしれないという初期的な科学的証拠もあると言っています。
そうはいっても、近年の研究では、過剰摂取で頭痛、腹痛、喉の渇き、めまいなどの副作用も発表されています。
そうならない為にもCBDには、購入した時1日の摂取量が記載されていることがほとんどですので、それを守るようにしましょう。
イメージが悪い

CBDオイルについて説明すると、『大麻草』というキーワードだけで偏見を持たれることがほとんどです。
やはり、イメージが悪いのも『危険』と感じる理由でしょう。
しかし、そんな悪いイメージを持っている方がびっくりするようなことをお伝えしますと、2020年6月現在の総理大臣の奥様である昭恵夫人もCBDオイルを使用しています!
安倍首相夫人は、てんかん、糖尿病、痛みの治療におけるその有効性を示す研究を指摘し、日本における大麻栽培についての認識を高め、大麻の多様な用途を支援する構えを見せた。
安倍夫人はさらに、Elixinol CBDヘンプオイルを夫の安倍晋三首相のために「ハイになるのではなく健康な」代替品として購入し、麻製品に対するサポートをさらに示した。
引用:https://www.globenewswire.com/news-release/2016/07/09/854771/0/ja/日本のファーストレディー-Elixinol-CBDヘンプオイルを購入し-ヘンプ-大麻-の受け入れについての新しい時代を切り開く.html
安倍首領は潰瘍性大腸炎がありますから、そのためにも購入されたのでしょう。
どうですか?これを聞くとだんだんとイメージ変わってきませんか?
警察に捕まる心配

大麻草から抽出ということで、こう思う方もいるようですが、先ほどから述べているように、違法ではないのでつかまりません。
また冒頭文でもお話ししましたが、実際にCBD製品のリアル店舗もあれば、ドンキなどのような小売店、美容関係のショップで実際に販売しています。
依存性がある

CBDに依存性があると不安に思っている方もいるようです。
しかし、WHOでは、
CBD の経口投与量 600mg では、嗜癖研究センターのインベントリーのスケール、視覚的なアナロ グムード・スケールの 16 項目、中毒あるいは精神病症状の主観的なレベルのスケールにおいて、 プラセボ(偽薬)との違いがなかった。それと対照的に、THC(経口 10mg)投与は、幻覚を起こす活 性と鎮静を反映している ARCI スケールの変化と同様、主観的な中毒と陶酔感に関連していた。 THC は、同じく精神病症状と不安を増やした。THC が心拍数を増やしたのに対して、 CBD は生理学 的効果を持っていなかった。無作為抽出された二重盲検の被験者内の実験的研究では、CBD (0, 200, 400, 800mg, p.o.)の影響を算定するために、不活性(THC0.01%)とマリファナ喫煙した活性 (THC5.30-5.80%)の影響で前摂取して、着手された。健康なマリファナ喫煙者(n=31)は、マ リファナ投与 90 分前に8人に CBD を与えた。プラセボ CBD 条件下で、活性マリファナは、不活性 マリファナと比較して、主観的な評価と心拍数の時間依存増加を作り出し、より多くの参加者の有 意な自己投与となった。CBD は、それだけで有意な心臓血管、向精神あるいは他の効果を引き起こ さなかった。マリファナ自己投与、主観的な影響、マリファナの評価は、プラセボカプセルと比較 して、CBD 投与の作用で変化しなかった。これらの知見は、CBD の経口投与 が生理学の強化性ある いはマリファナ喫煙の肯定的で主観的な影響を減らさないことを示唆する。
引用:http://cannabis.kenkyuukai.jp
と言うように、上記の説明では依存性はないと言っています。
むしろ依存性ならタバコの方が危険です。

まとめ

ここまでお話ししてきて、CBDオイルについて偏見は少しは改善されましたでしょうか?
確かにCBDオイルは大麻草の茎と種から抽出されます。
そして、粗悪品が出ているので、粗悪品を購入すると危険です。
購入する際には、成分表をきちんと発表している信頼できるところ、それなりに値段のするものを購入するようにしましょう。
また、妊婦さんや、授乳中の方には安全性は確立されていませんので、使用しないようにしましょう。
現在受診されている方は、主治医と使用を相談してから使用するようにしましょうね。